宅浪にスケジュールは欠かせない
ということです。なんで宅浪にスケジュールは必要不可欠なのでしょう。
考えるまでもない!宅浪というのは、全く目標がないからです。
例えば予備校に通っていれば、今日はこの講義とこの講義で、明日はこの講義とこの講義で...空いてる時間は講義の予習復習をして...。
こんな風に、ある程度スケジュールというのが向こうによって決められます。ですから、今日何をしよう...なんて迷うこともないし、また明日、明後日、来週、何をするかがはっきりしてるというのは精神的にも楽なものです。つまり、彼らには目標(みちしるべ)があって、それが一定の安心感をもたらします。
一方宅浪は全て自分で決めなければなりませんね。先行きの見えない旅路は不安なもので、スケジューリングをしない宅浪生活など考えるだけで心臓がつぶれてしまいます。
だから宅浪生は、きちっとスケジュールをたてて、毎日のタスクを義務的に消化していく必要性があるのです。
ちなみにここでは、スケジュール:全体の計画、タスク:個別のやらなければいけないこと(今日は単語帳を10ページ進める!など)、という定義で使っています。
まずは手帳を買おう
スケジュールをたてる上で手帳は欠かせません。今時はPCやスマホでカレンダーの中にスケジュールを打ち込めますが、やはり手帳の方がいいです。理由は様々ですが、一番の理由は、我々は概してPCやスマホを見るとツイッターやニコニコ動画などが見たくなってしまうものだからです。(敗北1)
見たくなんかならない?そんな立派な人はこのカスみたいなブログは見ない方がいいかもしれない。でも見てくれると私はうれしいです。
ともかく、手帳を買いましょう。1500円ほどしますが、腹をくくりましょう。これも志望校に合格するためです。
好きな色の手帳を買うととても愛着がわくのでいいですよ。私はこの青っぽい子にしました。やはりgoogleカレンダーなどにはわかない愛情が物質には生まれるので、手帳は大変有効だと思います。
また、手帳を使うのはモチベーション管理の点でも有効です。なぜかといえば、手帳にこれから毎日タスクを書き込むわけですが、書き込んだタスクを達成したら上から赤のボールペンで消していきます。するとどうでしょう、びっくりするくらい達成感を感じます。目に見えるかたちでの達成感というのはモチベーションを維持するうえでは欠かせませんし、また、自分に自信がなくなったときに見返すと自分の努力の跡が見えたりもしますから、そういう点でも手帳を使うことはおすすめできます。
モチベーション管理の話のところで詳しくご紹介します。
手帳の使い方
とりあえず手帳は買うとして、一体どのように使うのがいいんだいと思っていることでしょう。では私が浪人してから続けているタスク管理の方法をご紹介します。
まずは模試を目安に目標を立てましょう
みなさん模試を受けると思います。現役の時にそれなりにきちんと勉強した人(センター本試で8割...720/900以上取れた人)はマーク模試は受けなくて結構です。プレテストぐらいは受けてもいいかもしれません。私は行こう行こうと思っても足が動かなかったのでサボりました。
それ以下の人はやはりマーク模試は受けるべきです。マーク慣れしてないか、あるいは単純に勉強不足です。もちろん現役の方は河合か駿台のマークどちらかを全部受けた方がいいと思います。いずれにせよ模試というのは、特に浪人生にとっては大きな意義を持っています。
というのも、例えば8月に第一回京大模試が河合も駿台もあると思いますが、これがあるとやはり我々人類は良い結果を取りたいと思いますから、この模試までに、模試でいい点を取れるように勉強しようとなると思います。(なってください。ならないと死にます。)
つまり、模試はペースメーカーの役割を果たすのです。よく言われている話ですがね。
というわけで、ひとまず京大模試を目標にして一年を分割します。私は以下のように分けました。いかがでしょうか。お好きなように分けていただいて結構です。
4月~8月(第一回模試まで)
8月~11月(第二回模試まで)
11月~12月21日まで:二次試験対策
12月22日~1月14・15日(センター試験まで):センター対策
1月16日~2月25・26日:私大、京大二次対策
そしてこれら5つのセクションにおいてやらなければいけない参考書などを決めていきます。参考書単位でスケジュールを考えると、考えやすいです。例えば、
一回目の模試までに数学の基礎は完璧にしたい→第一セクションで数学の基礎問題集を5周する
なんて風に考えれば結構です。
これを、各教科ごとに行います。
英語は一回目の模試でポレポレくらいは完璧にしていこう、二回目の模試では英文読解の透視図を完璧にしていこう...etc
こうしてできあがった大まかなスケジュールをもとにして、次は毎月のタスクを決めていきます。
タスクを月ごとに割り振ろう
各セクションごとの大まかなスケジュールをざっくり月ごとに分けていきます。先ほど例示したセクションのうち3,4,5は期間が短いですから、そもそも月ごとに分ける必要はないですね。
というわけで、4~8月と8~11月の目標を月ごとに割り振りましょう。
どう割り振るのかと言えば、まあ均等に分けたらいいと思います。ただ参考書の一周目とは時間のかかるものなので、(逆に言えば三周目あたりはスムーズにタスクを消化できます)前半は少し余裕をもって振るといいかもしれません。
しかし4~8月にやる参考書はみなさん基礎的なものが多いでしょうから、早く・何回も回していただくのがいいです。
8~11月にやる参考書は逆に応用レベルのが多く難しいので、覚えるために何回もやるよりは、基礎知識の運用法を体感することや頭のひねり方を学ぶためにじっくりやった方がいいです。ですから、多くても3周程度しか回せません。回す必要がありません。
これを鑑みると、例えば5周しようと思う数学の参考書を、4、5、6月は1周ずつ、7月は2周などとして割り振るといいと思います。
参考書のやり方についてもまたそのうち詳細に記します。一番重要なことですからね。
タスクを日ごとに割り振ろう
こうして月ごとに割り振られたタスクを30あるいは31分割していきます。といっても一つの参考書の全ページを30で割ったら途方もないので、まず、どの曜日にどの科目をやるか決めてしまいます。
京大入試では英語が要です。だから英語に一番時間をかけます。もちろん数学も要ですから基礎は固める必要がありますが、こと文学部の方はそこまで比重を置かなくても結構です。逆に言えば文学部志望の人は数学が弱い人が多い(偏見)ので、数学で稼ぐことで強烈に差をつけることも可能です。
それはさておき、一日二科目くらいで割り振りましょう。一日二科目ですから、一週間に14のコマがあることになります。そのうち5つに英語、4つに数学、国語に3、社会に2くらいが妥当です。月ごとに数学を3、社会を3にするなどするとバランスが取れます。
比重を変えても結構ですが、国語や社会では強烈な差は付きにくいです。やはり数英に力を入れるべきでしょう。
さて、例えば月曜、水曜、金曜、土曜、日曜に英語をやるとします。すると一か月で何回英語のコマがあるか数えましょう。一週間に5コマ、4週間に20コマで、プラスアルファ2コマ程度を足して22コマです。
例えば4月にポレポレを一周、文法問題集を一周するとしましょう。すると、11コマをポレポレに、残り11コマを文法問題集に充てるくらいがちょうどいいですね。
あとは、このコマの数だけその参考書のページやユニットを割って、4月1日はポレポレを16ページやるor1~5ユニットやるなどと計算します。これを手帳に書き込んで終わりです。
どうですか、めんどくさいですか?私はこの作業が好きでした。捕らぬ狸の皮算用というやつです。
私のやり方をそっくりまねる必要はありません。ふんふんなるほどとこの記事を読んでいただいて、自分流にしていただければ構いません。
長くなりましたが読んでくださりありがとうございました。