京大英語-1 英単語

私の本番の京大英語の点数は97/150。6割を取っていますが、文系の京大英語の目標点はこの6割を超えるかどうかでしょう。

 

というわけで、今回は京大英語への道のりのうち、英単語についてです。

6割を超えてくるために重要なのは、たくさんの英単語を知っていること以上に、見たことのない英単語が出てきたときに、それの意味を類推することです。

 

 

 

 

英単語

私が使ったのはZ会の『速読英単語 必修編』と鉄緑会の『東大英単語・熟語 鉄壁』です。

 

速読英単語 必修編

これは英単語を文脈の中で覚えることをコンセプトに、70の英語長文が掲載されています。

まず長文の読解をじっくり行います。文法的にわからない箇所をすべて、文法書を使うなり先生に聞いたりしてつぶして、完全に英文をものにします。

 

そのうえでCDを使って、耳で聞いて、音読して、シャドーイングして、ということをひたすら繰り返してました。

 

英語長文の次のページにある単語リストは退屈なのであまり見てなかったように思います。

 

やはり音読は目で見て耳で聞いて口で発声して、と感覚器官を刺激してくれるので楽しいですね。

 

これで基本的な単語力はもとより、リスニング力や英文読解力も向上しました。

 

この時点で、センター英語は9割取れるレベルです。

 

 

 

東大英単語熟語 鉄壁

 

京大志望なのに東大志望向けの単語帳をやるのはいかがなものか、という感じですが、確かカバーがかっこよかったのとボリュームがあったのが気に入ったので使い始めました。3年生~1浪に使ってました。

 

ボリュームがあるといっても実際には、2100の見出し語しかありませんから、システム英単語やDUOと単語量という点ではあまり変わらないような気がします。ですから、はっきり言ってお好きなのを選べば結構だと思います。参考書なんて、見た目が好きなものとか選ばないとやる気がでなくて結構苦労するんですよ。

 

 

それは置いといて、この単語帳のポイントは、「イメージによって視覚的に単語を把握する」「例文の中で単語を覚える」「接頭辞・接尾辞などの活用」などですかね。

 

 

「イメージ」に関しては実物をご覧になってもらえばわかると思うので割愛しますが、端的に言うと、単語に対してイラストが載っていて単語を視覚的に理解しようみたいな感じです。

 

続いて「例文の中で単語を覚える」ということですが、鉄壁では多くの単語に例文がついています。私は、鉄壁は、書いてあることをとにかく音読していました。5周ほどするころには何度も何度も例文を読んでいたので、知らず知らずのうちに例文を覚えていました。おかげで単語は覚えましたが、思わぬ副産物もありました。

 

例文暗記というと知っている方もいると思いますが、英作文で重要視される勉強法です。英作文(特に京大の和文英訳)では、和文を、自分が覚えている英語の基本例文であらわせるような日本文に置き換える「和文和訳」と呼ばれる作業が重視されています。そのため、基本例文をある程度書けるようになってないといけないわけです。

 

しかし私は基本例文の暗記をしていませんでした。だから入試本番まで戦々恐々としていたのですが、思うに鉄壁で何度も例文を音読することで勝手に基本的な英文の型を吸収していたようです。もちろん、基本例文の暗記をやる余裕があるならするに越したことはありませんが。

 

この点に関しても、システム英単語にはミニマルフレーズなどのコーナーが載っていますし、DUOはまさに例文の中で英単語を覚えるというのが主軸なわけですから、一層どれを選んでも大差はないということになります。

 

最後に「接頭辞・接尾辞などの活用」に関してですが、単語には接頭辞・接尾辞というものがあります。ずばり単語の頭と尾っぽについてるものを指すわけです。この接頭辞・接尾辞はそれぞれなんらかの意味を持っています。

 

例えば、indispensable(必要不可欠な)という単語は、inという接頭辞とableという接尾辞があります。

 

inには「否定」、ableには「…できる」という意味があり、中のdispensはdispenseという動詞で、「なしで済ます」という意味があります。

 

indispensableという単語を見た時、このように接頭辞・接尾辞を把握することで単語の意味を推測することができます。(この場合は「なしで済ますことができる」の「否定」なので「なしで済ますことができない」=「必要不可欠な」となります。)

 

暗記の仕方

暗記の仕方は単純明快で、何度もやるのが一番です。

そりゃそうでしょうというものですが、しかし何回も同じことを辛抱してできるなら現役で受かってるでしょう。つまり私はせいぜい単語帳など5周程度が限界でした。

 

それよりも、英語長文をやりましょう。文法問題をやりましょう。英作文をやりましょう。リスニングをやりましょう。

 

すると、あら、なんだか見たことはあるけど意味が思い出せない単語がある...

 

必ずこうなります。その時こそ、単語を覚える最大のチャンスなのです。

 

わからない単語が出てきたらすぐに単語帳を見返しましょう。あったあった、そこでその単語の項目だけじっくり見ます。もちろん例文の音読もします。

 

何回も忘れては見るを繰り返します。そうすると、頻出単語などというのは自然に身についてしまうという寸法です。逆に、めったに見かけないような英単語は、覚えるのが難しくなります。しかし、そんな単語は他の受験生も覚えちゃいないので安心して切り捨てて結構です。

 

単語帳を5周もすれば、すべての英単語がなんとなく見たことがある状態になってます。この状態から、様々な演習を通して、何度も繰り返し単語帳に立ち返ることで、記憶が定着していくのです。同じ単語帳を何周もしては退屈だし、この方法の方が楽しく勉強できると思います。

 

 

ここではこと英単語について話しましたが、ことは他の暗記事項においても同様です。英文法、古文単語、古文文法、漢文などでも、はたまた数学でも理科でも、何度でも忘れればいいのです。1回で無理に覚えようと気張る必要はありません。

 

何度も忘れて悔しい悔しいと思って何度も見返して、気づけば覚えているのです。人間の脳は、何度も見たものを生存に重要なものだと思って記憶するようになります。逆に1回見ただけでは、その1回にどれだけ命をかけようと、そのうち忘れています。

 

忘れたときこそ記憶のチャンスなのです。

 

音読の仕方

単語帳に関して音読ということが出てきましたので、音読の仕方についても少々説明します。

 

まず、英文の意味を理解します。ここで文法、単語などを完全に理解しておいてください。

次に、できればですが、ネイティブの音声を聞きます。速読英単語はCDを買わないとパワーが2分の1になります。少々痛い出費ですが、ここは我慢のしどころです。鉄壁に関してはやたらCDの評判が悪いので買いませんでした。ですから結構です。

次に自分で読んでみます。もちろんネイティブが読んだ風に読みます、流暢に。このとき常に意味を考えながら読みます。一番初めにした理解を、頭の中で再生しながら音読します。ただ書いてある英語をなぞるように読んでは意味はありません。必ず意味を考えながら音読してください。

 

シャドーイングはよく言われるようにリスニングに有効なわけですが、京大は2次試験でリスニングが課されてませんから、無理にしなくても結構です。

 

音読は眠気が飛ぶので私は大好きでした。なんだか脳が活性化されてる感じがします。

 

 

京大二次試験における「単語の推測」

そもそも、英語の入試問題には必ず意味のわからない単語が出てきます。それもいやらしいことに、下線部が引かれて和訳せよなどと問われているところに必ず1つ以上知らない単語が入っています。

 

これが私の勉強不足のせいなのか、はたまた大学側の意図するものなのかと言えば、自信のない私は前者かと思って焦燥感に駆られますが、実際には後者です。

 

なぜかと言えば、大学側は受験生に、「どれだけ英単語を知ってるか」など問いたくないのです。そんなんじゃつまらない。それより、「知っている知識を使って知らない単語の意味を推測する力」がどれほどあるか、すなわち考える力を問うてきているのです。

 

というわけで、単語の推測ができるようになる必要があります。

 

まず一つ目の手段は、文脈からの推測です。未知の単語以外の部分を正確に把握しているならば、そこから意味を推測することはできるでしょう。知らない単語だから無視して和訳を書く、なんてことをするよりは、文脈から推測して曖昧でも適当な訳語を当てはめて和訳を書いてあげましょう。

 

もう一つの手段が、単語の分析からの推測です。先ほどした、「接頭辞・接尾辞」などを使います。この語尾なら形容詞で、接頭辞は否定がついているから...こんな風にある程度単語の意味、特に単語がポジティブな意味を持っているのか、ネガティブな意味を持っているのかを推測します。

 

この2つの手段から単語の意味を推測します。もちろん下線部以外の部分の未知の単語もこのように適当に推測してあげましょう。

 

もちろん外れることは多いですが、「知らない単語は全て知っていなければならない」などと考える必要はないということを知っておいていただければここでは結構です。「大学は単語の推測力を問うてきてるんだな」と知っていただければ、結構です。