京大英語-3 英文読解

 

6月となり梅雨入りもしました。梅雨を鬱陶しく思う人は多いことと思いますが、宅浪は家から出なくていいので関係ありません。無敵です。

 

気圧の関係か頭痛はするし気分はもわっとするかもしれませんが、余裕のある今のうちに他の人と差をつけたい、そんな6月です。

 

無敵のみなさんに本日は、英語の中で最も重要だと言っても過言ではないこの「英文読解」という分野に関してお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

英文読解とは

 

さて、そもそも英文読解というのが具体的に何を指しているのかということをまずは明らかにしておきましょう。そのためには、「英語長文」というジャンルを引き合いに出す必要があります。

 

みなさんは英語長文というジャンルはご存知でしょうか。河合塾の『やっておきたい英語長文』のシリーズなどがこれにあたります。つまり英語長文の問題と、その解説が載っている形式の問題集のことです。

(私はこの英語長文の問題集をやる必要は全くないと思っています。事実やりませんでした。受験生はこの『やっておきたい英語長文』を解かないと死ぬ呪いにかかっているのかというほどやっているイメージがありますが、英単語・英文法・英文読解をきちんとして、あとは過去問なり京大模試なりあるいは予備校やZ会などの京大実践問題集みたいなのをやれば十分です。)

 

 こちらは長文というだけあって掲載されてる英文は大変長いです。

 

 

それに比べいわゆる英文読解と呼ばれるものは、短~中くらいの英文が用意されて、その構造の取り方を勉強するジャンルの参考書です。

 

構造を取るとは、例えば一つの英文があるときに、この部分は主語でこの部分は副詞句でこの副詞句はこの動詞にかかっていて...という風に、文中の諸要素を決定していくことです。

 

 

英文読解はなぜ重要なのか

 

まず、英文読解ができなければ、京大英語において頻出というか出ないことはありえないであろう、下線部和訳問題に対応できません。

 

ですから英文読解は必須なわけです。

 

一方、長文を読む際にも英文読解の鍛錬というのは非常に役立ちます。

 

というのも、下線部を引かれていない箇所の英文は、基本的には簡単な構造のものが多いです。もちろんそうでないこともあります(昨今は文中のthisに下線部が引かれて、このthisを説明せよといった問題が出ていますので、そういった問題の時には下線部を引かれていない部分に難構造があることもあるでしょう。そういう問題においては実際のところ、自分で下線部を引くこと要求されたうえでそこの和訳をするだけなので、本質的に下線部和訳と大差はありません)が、時間の限られた入試という戦いの中では下線部に対する思考時間を最も大きくしたいところであります。

 

 

そこで、英文読解の参考書を何周もします。英文読解の練習をたくさんしていると、英文読解をする際の思考様式が体にしみつきます。英文を読むときに無意識に英文読解をすることができるようになります。私はこれを「自動化」と勝手に呼んでいます。

 

「自動化」された思考様式のおかげで、簡単な英文ならかなりスピーディーに読むことができるようになります。入試長文においては、これによって問題と関連の薄い部分を時間をかけずに読んで、問題付近でじっくりと意識的に英文読解をするように読むことで、時間内に6割の点数くらいなら取れるようになります。

 

 

というわけで、英語長文の問題集なんかやってる暇があったら何回でも英文読解の参考書を周回した方が私はいいと思うのです。もちろん、自動化ということを意識したうえで実践的に英語長文の問題集をやるのならいいと思いますが、そんな余裕があるならきっとあなたはクズではありません。素晴らしいことです。

 

我々はクズなのでコスパよくいきましょう。英語長文の問題集なんぞやってる暇があるなら他の科目をやりましょうね、嫌いな数学あたりをね。

 

 

英文読解の参考書

では参考書は何を使ったらいいのかということですが、これは有名どころなあの2冊だけです。

 

①ポレポレ英文読解プロセス50

 

伝説と言っても差し支えない、大学受験のバイブルの一つです。この本の一番いいところは、とにかく薄いことでしょう。だから何回も周回できます。何回も周回していると、著者の西きょうじ先生の思考様式が勝手に脳にインストールされています。

 

やり方としては、1周目はまず英文を見て、ちょっと考えて、解説を読んで納得して、ついでに知らない英単語や文法事項などがあったら調べて完璧にして。あとは何回も読むだけです。

 

僕は6,7周くらいしましたが、それくらいやると、1か月くらい英語をほっぽりだしていても英語を読むときの思考様式が抜けることがなくなりました。これが以前「英語は一度頑張ると力が持続するのではじめのうちに頑張りましょう」とかなんとか言った所以です。

 

レベルとしては、正直今の京大英語の構文の難しさなら、ポレポレでも十分なような気はします。ポレポレを習得して、あとは京大レベルの実践をやって相互に理論と実践を補強しあうことで十分6割がとれます。

 

 

②英文読解の透視図

 

こちらも有名どころですね、ポレポレの並~難レベルとポレポレより難しいレベルの問題が入ってます。つまり、ポレポレとかぶってる部分もそこそこあり、やたらめったら難しいところもあります。ですので、京大英語でさらに稼ぎたい人向けといったところだと思います。

 

実際私は2,3周しかしませんでした。ポレポレのように暗記するというよりは、難構文を読解する実践的な練習をしていたという感じですね。

 

こちらは必須ではありませんが、余裕があったらばどうぞやってくださいませ。なかなか濃密な問題集でした。

 

 

 

 

 

 

というわけで、英文読解の重要性はご理解いただけたでしょうか。ポレポレは必須です。

 

他にも伊藤和夫先生の英文解釈教室は京大英語のバイブルだと言われて久しいですが、あんな分厚いものをやる必要があるほど今の京大英語は難しいとは思えません。

 

というのも、京大全体のレベルは年々落ちてるような気がしているからです。実際文学部なんかは毎年のように合格最低点が落ちてたのを見て「俺でも行けるかも」と思って志望し始めましたし。

 

ですので、英文読解に関しましても、英文解釈教室のレベルまで到達する必要はない、というのが私の考えです。昔の京大入試ならばあれくらいまで行く必要があったのかもしれません。

 

凡人としてはありがたいことですが、なんだかもの寂しくもあります。そんな日曜日でした。