宅浪で京大

オタクが書いてるのでところどころにネットミームが紛れ込んでいます

京大国語-2 古典

 2月にブログを再開しようと思ってたのですがバイトしてたら3月になってました。なんで?(殺意)

 

 本当はブログを畳もうかなと思ってたのですが、改めて見返すと以前投稿した現代文の解説はかなり具体的で宅浪生の皆様にも熱く推せる良質な記事だったなとうぬぼれ、消すには惜しいのでこのままネットの海に放っておいたままにしようということで、ブログは残しておきます。そしてどうせブログを残すなら一通り解説はしておいた方がいいかなと思ったので、形だけでも完走したいと思います。ただし、僕は日本史だけは得意で本試でも82点だったか取れてた気がする(記憶喪失)ので、京大日本史の対策法はかなり詳細に伝授するつもりです。

 

 

 そんな連絡事項はおいておいて、本日は遅ればせながら京大古典です。京大国語の3分の1を占める京大古文の解説及び僕の対策法と勉強法をまとめていきます。

 

 

 

京大古典について

 

 基本事項についておさらいしておくと、京大の古典は基本的に古文がメインです。指導要領の改訂にともなって変わったりするんですかね?まあいずれにせよ、京大の古典について解説するということは、古文の対策法を語るということになります。

 しかし漢文も古文の中にちらほら出ているので漢文の対策がいらないと言えばウソになりますが、実際京大古典に出てくる漢文はクソ雑魚センターレベルですし短かかった気がします。ですのでセンター試験のために漢文の対策をきちんとやっている人はそれで十分でしょう。

 

 というわけでここから古文の話に移ります。京大の古文は基本的に傍線部の現代語訳問題と説明問題の二つしかないです。どっちも現代語に訳して考えるのだから基本的には現代語訳の訓練をすることが最重要の訓練ということになります。

 

 ただし、大抵の場合、「必要ならば言葉を補って」現代語訳しろなどと問題を出されている(はずな)ので、そのあたりは技術が要求されます。つまり、何が必要で何を補うべきか見極める技術です。僕は基本的に、省略されている主語や目的語を補っていました。

 しかし古文はそこまで訓練していないので、これで十分かも分からず、ここに関してはみなさまが勉強の末僕より賢くなっていただくほかありません。申し訳ないっすね(鼻ほじ)。

 

 説明問題の方も、結局のところ本文を現代語訳してさらに必要な語を補っているだけなのですが、細かいことを言うと、たとえば傍線部に「きみ」と書いてあってこれを「あなた」と訳すのは間違いです。説明問題は主観ではなく客観的に書かなければなりません。だから、「きみ」を訳すときは、「きみ」が指す人物の名前を挙げて、「なんとかの少将がなんとかの娘に○○した」などと書く必要があります。逆に現代語訳の問題では、きちんと「あなた」と訳す必要があります。それくらい分かってましたって?優秀すぎる...。

 他に、「「~と感じた」なんとかの少将が「××である」なんとかの娘に「△△で」○○した」、などと、傍線部以外の本文中の要素を現代語訳して付け加えてやると、説明問題の答えっぽくなると勝手に思っています。多分加点してくれてると思います。いや、やっぱしてくれないかもしれへんわ(加点0人)。

 

 古文と言えば和歌も頻出です。僕のときも和歌の現代語訳問題が出ていた気がします。これに関しては、マドンナ古文の和歌の修辞法で勉強しました。これ1冊で和歌は完璧です。掛詞だとか枕詞だとか序詞だとかはこれでマスターしました。

 基本的に翻訳が要求される和歌は、自然風景と人の感情表現が詠みこまれていますから、例えば「山奥に寂しげに時雨が降るように、私の袖にも涙が落ちて袖が濡れます」などと訳します。つまり和歌の現代語訳は、自然の風景の比喩と、それが導き出す人間の行動を掛け合わせるように訳出しようということにつきます。

 さらにいえば、単体で出されるよりも、散文中にある和歌の現代語訳を要求される場合がほとんどなので、前後の文脈を理解して、この文脈を理解していることをアピールするように何かしらの要素を付け加えて現代語訳をしてあげると、加点が見込めると思います。

 

 

京大古文のための勉強

 

 さて、以上のような京大古文を倒すためには何を勉強すればいいのかということですが、結局京大だからといって特別なことはなく、ひたすら現代語訳をできるようになるという、これに尽きるので、古文の勉強はその他の大学の対策と大差はありますまい。基本は、語彙、文法、読解、和歌、そして余裕があれば古典常識です。

 

語彙

 まずは語彙です。単語帳なら何でもいいです。でも僕はゴロゴは嫌いです。下品なところはどうでもいいんですけど、本屋でチラと見たところ、語呂を使って古文単語とその訳語を一対一的に覚えているばかりだったのが好きません。なぜなら、単語は多くの訳語を当てはめ得るものであり、一対一的な暗記はかえって思考を硬くするばかりで、第二義第三義での用法で単語が使われているとき対応できなくなるからです。

 なので単語帳なら何でもいいと言いましたが、やはりちゃんと多義を説明してくれている単語帳で、なおかつどのような文脈で使われるのかを説明してくれている単語帳が良いと思いますが、おそらく世にあるほとんどの単語帳というかゴロゴ以外は全てこの条件を満たしていると思われるので、結局のところゴロゴ以外なら何でもいいということになります(もちろんゴロゴも一対一ではあるが覚えやすいということを考えれば、基本単語すら覚えてこない受験生と差をつけるにはとても良いものだと思いますが、こと京大には向きません)。

 一応僕はビジュアル古文単語なるものを使ってました。この単語帳はまず単語の原義を示したうえでどのようにそのほかの意味に派生していくのかを視覚的に図示しておりなおかつ使用例も提示してくれていたので覚えやすかったです。あと絵がかわいい。

 

 

 

文法

 文法はわざわざ参考書などを買う必要はありません。学校で配られる文法書のみで十分ですし、なんなら学校の古文の授業でも十分です。だいたい高校1年生の時に助動詞の活用とか全部覚えさせられたと思います。その基礎さえあれば、あとは読解問題の練習などで気になったところを文法書に立ち返り復習して記憶を補強していけばよいだけです。

 どうしても気になる方は、文法と読解がセットになった参考書を使うと良いです。読解の練習になるからです。そのようなタイプの参考書は私の知る限りZ会の古文上達基礎編と、河合塾のステップアップノートがあります。私は後者だけ、宅浪時に大きく欠落していた基礎的な記憶を補強しなおすためにやりましたので、後者を推しておきますが、どちらも良質だと思います。といっても、やはり文法練習は参考書を買ってまでやることはないなと思います。記憶を補強する必要がある方だけやってください。

 

 

 

読解

 古文の散文は技術を覚えていけばできるというよりかは慣れのような気はします。ただしそれなりに小手先のテクニックが存在するのも事実で、どうやって主語を特定するのだとかそういうことを述べている参考書は多いです。さあここでビシッとこの参考書はおススメですよと言えればいいのですが、私はこと古文の長文に関しては様々な参考書をつまみ食いする迷走をしていて、どれをオススメしていいか判然としません。ただし受験を終えた今なら言えるのですが、有名どころの参考書なら大抵どれも同じ内容であり、何をやっても結構です。山村実況中継あたりが良いかもしれません。ただし、駿台の古文解釈の方法というシリーズだけはちとレベルが高く、私の京大現代文の記事において設定した古文25/50点という目標に対しては過剰であると思われるので避けた方が良いかもしれません。面白い参考書でしたがね...。

 

 読解の方法を学んだあとはひたすら問題を解くだけです。ここまでやってきたら問題集を挟まなくても、センター過去問や、あるいは京大古文は簡単なのでそのまま二次試験の過去問をやってもいいかもしれません。ちなみに私は同志社を滑り止めに受けていたので、私立の問題対策に、河合塾の入試特選問題集というやからを使ってました。京大試験に特化するなら、記述問題に特化した得点奪取古文という問題集をやってもいいと思います。

 

 しかし、京大古文が京大国語のたった1/3であり、目標はさらにその半分であることを考えると、読解の参考書で勉強した後無理に問題集を挟むよりも過去問だけやった方が、コスパはいいかもしれません。みなさんに時間の余裕があるようならば、上記二つの問題集のどちらかの使用を検討してみてください。

 

 

 

和歌

 これは先ほど紹介したようにマドンナ古文の和歌の修辞法で勉強すれば大丈夫です。私は和歌対策はこれだけでしたが、本試験の和歌の現代語訳もまあ7割程度とれたかなという感じでした。ちなみに京大に入ってから和歌を訳しまくるだけの講義を取ったのですがマドンナ古文で勉強したおかげでめちゃくちゃ楽でした(宣伝)。

 理系の方なんかは、単語帳も語彙も読解もマドンナシリーズで揃えても十分に戦えると思えます。というか多分文系でも戦えます。

つくづく思いますが、国立大学の入試において重要なのはやはり、難しいことを曖昧に覚えていることよりも基礎事項をどれだけ盤石なものにしているかということです。もちろん、難しいことを盤石にできるのが一番ですが、それは多くの場合時間が許しません。東大ならばそういう受験生も多いでしょうが、幸か不幸か、京大の受験者層は東大鉄緑会のようなバケモノは少ないので、一般の受験生に負けないように頑張ればそれで十分です。

 

 

 

古文常識

 古文常識とは仏教的な知識だとか、平安貴族のお屋敷の中の家具の名前だとか、些末な事項の集合です。もちろん知らなくてもいいのですが、人間知らない単語を見ると面食らうもので、突然文中に(たいてい問題とは関係ないところで出てきますが)「しとみ」などと出てきて困惑するのは、避けれるなら避けた方がいいです(しとみ...蔀。平安時代の貴族の邸宅のなんか窓みたいなやつ)。しかしこれも最重要事項ではないので、無理にやる必要はないと思います。だいたい古文常識というものは、古文の長文を読んでいて知らない単語を調べていればおのずと知ることのできるものですから、お金ももったいないですし参考書などを買うまででもない気はします。ただし私は受験生時代にマドンナ古文常識を使っていたので、参考までに。

 

 

 

 

 以上で京大古文の解説は終わりです。今回の更新が遅くなって申し訳ありませんが、今後も不定期更新です。次回は日本史の解説をねっとり綿密に全身全霊をもって書き上げ、最後に申し訳程度に文系数学の勉強法の紹介でもします。今年の8月中にはこのブログは完成し、更新を終了する予定です。今年度京大を受験するみなさんは宜しくお願い致します。